win10の安定の問題、低スペックPCにおける不安定性と、その解決方法について
あるオーダーメイドPCでのできごと
ある取引先様からPCの選定を依頼されました。
その中で色々苦労した事をブログとします。
まず初めに、このようなPCが欲しいと要求がありました
①価格が手頃
②低消費電力
③24時間365日稼働
④安定動作
この様な要望の中で考えた結果、
①CPUは低消費電力のCPUでATM330 セットで40W程度
②電源はACアダプター方式(発熱を筐体外とする)
③メモリは最低で2GB
④マザーボードは固体コンデンサ使用品(長時間安定)
この様な目標を設定し、中古物件を探しようやく、入手できました。
完全にオーバーホールをし、OSのインストールを実施。
ウインドウズ10のインストールを実施、順調です。とりあえず初期の設定を完了し、長時間稼働の確認しようとしたのですが…。
???
おかしい。フリーズ発生。強制パワーオフが生じる。
再度、気を取り直し、ランニング再開。
またまたフリーズ???
これはなんだ…。
ウインドウズ10の強制シャットダウンの原因
どうやら、OSのアップデートと負荷稼働テストで、CPUが一時ダウンしたようです。
困った、これはハードウェアの問題なのか、ソフトウェアの問題なのか。
ただ、ウインドウズ10、で貧弱なハードウェアの場合、ハードウェア側の問題か、ソフトウェア側の問題なのか、その切り分けが難しい。
そのため、今回はLinuのUbuntuをインストールを試みる。
ウェブ上にはUbuntuのインストール用のDVDの作成の仕方やOSのインストール方法まで親切な説明があり、「然るべき知識」があれば、比較的インストールはスムーズに行える。
Ubuntuであれば構成によっては軽く動き、アップデートもウインドウズのように強制ではなく、ユーザーが選択できる。
今回はウインドウズ10ではなくLinuxでのインストールとする。
ちなみに、依頼者は
「ウインドウズ10でもLinuxでも、どちらでもOKですよー (`・ω・´)ゞ」
とのことなので、念の為。
久々のUbuntuの操作に戸惑ったものの、問題なくネット動画の視聴をさせ一晩ランニングさせる。
見事に翌朝朝も動いている。ハードウェアには問題はないようだ。
さすがUbuntu。貧弱なPCであっても、相応に動く。感心するOSだ。
これは能力の不足しがちなPCにとっては朗報となりうるOSだであると再認識する。
サーバーとしてのOSは安定性が何より求められるのですから。
最後に
私自身はメインのPCのOSはウインドウズ10を使用し、CPUはインテルの7700Kを使用しているため、ウインドウズ10のアップデートで負荷を感じることはありませんでした。
しかし、低消費電力PCでアップデートを行うとここまで、負荷がかかるとは思ってもいなかった。
年間を通してPCを稼働させる場合のOSはUnutuがとても有効であると感じました。
ウインドウズ10ではアップデートでフリーズして使えない。
また固まるなど経験された方、また停止、しないPCをお考えの方はぜひ一考あれ。
弊社はLinux,Ubuntuの構築のご相談にも応じます。
(提携企業との共同作業になる場合があります。)