LED天井照明の初期不良の不具合対応について、LED照明が壊れる原因と構造CPUピン・リペアサービス|CPU修理|CPUピン・マザーボードのピン折れ修理のブログ


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LED天井照明の初期不良の不具合対応について、LED照明が壊れる原因と構造

LED照明が当然のようにもてはやされ、今や蛍光灯とは何だったのか?
と思うくらい世の中の照明はLED化されている。

当然、我が家の天井照明の日常使用箇所はすべてLED照明に変更している。

弊社にこれまで導入してきたLED照明について記述する。

まず導入台数は全部で11台 その内初期不良について記述する。
ところが使用後トラブルが3台、実に27%の不良率である。

蛍光灯時代ではとても考えれない不良率である。

LED照明のトラブルの具体例について

ここでLED照明の3台のトラブルを紹介する。

その1・・器具内に入れる白熱電球タイプで発生(保証期間)
購入後2週間で異常な明るさ、販売店に持ち込み交換実施

その2・・シーリングライト
購入後1年弱にて点灯せず、メーカーに直接話し代替品と交換(保証期間)

その3・・シーリングライト
設置後3年でリモコン効かず、今回の事例(保証切れ)

この様に異常な不良率であり不具合が発生している。

LED照明の原因として考えれる要素とは

LED照明の故障の原因を以下に考察する。

1.海外の生産品が多く品質が安定していない。
2.商品として安価であるがゆえにノウハウの蓄積が少ない。
3.蛍光灯時代と比較し部品点数が大幅に増加している。
4.電源がAC100VからLEDになりDCに変更となり、接点数の増加が、回路増加になっている
などが考えれる。

話を戻しその3で発生した不具合について説明する。

不具合現象

解析出来たのはシーリングライト1台のみ。
不具合現象はリモコン効かず。まれにテレビリモコンの操作で明るさ変わる。

不具合パーツは?

原因は器具内部の電源、リモコンユニット基板(勝手に命名)の中の電解コンデンサ
の容量抜け。35V450μFが完全に測定不可状態

真の原因は

基板内部の部品配置を見ると自立型抵抗が2個装着されており、その周りの基板が
若干変色(焦げ?)している事に気が付く。その周辺にリモコンの受信部と電解コンデンサが配置されており抵抗の発熱をもろに食う箇所に実装されている。

これではコンデンサも発熱に耐えれない。若干膨れがあるような状態である。

対策実施

まずコンデンサの交換品を探したが手持ちがない。仕方なく16V1000μFのコンデンサ
を2個直列接続し32V500μF(なっているはず)として代替パーツを作成。

これで同じ場所に実装したのでは、また同じ不具合になるので、リード線を延長し
抵抗の発熱の影響のない箇所まで位置移動しビニルテープで固定した。

まずは通電テストとリモコン操作確認、いずれも良好。

この時リモコンのスイッチもクリック感が無くテスターチェックでNGの為交換した。

この様に対策し修理もし無事照明が使えるようになった。

LED照明の故障の原因の総論として

ここで考えて欲しいのは、今回上手く修理出来たけども発熱問題からするとLED照明は発熱しないとよく紹介されているが、それは発光部のことで電源ユニットは間違いなく発熱する。

基板が焦げるほどの熱を持つ・・・・それ以上は書かない。

ご想像におまかせする。基盤が焦げるレベルの発熱が電子部品に影響を与えないはずはない。

更に天井の場合作業高さがあり、取り付けも意外と難易度が高いので女性や高齢者
文系の方々には少々つらい、面倒なことである。

一日も早く、『信頼性のある、安全で安価な、良い製品』を創って欲しいものである。

以上 シーリングライト修理&LED照明についての考察を記述した。




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