グラフィックボードの延命対策についてのクーリングファンへの試行としてCPUピン・リペアサービス|CPU修理|CPUピン・マザーボードのピン折れ修理のブログ


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グラフィックボードの延命対策についてのクーリングファンへの試行として

ASUS GT 640-2GD3 ファン停止対策

今回のブログはテストの結果の失敗事例です。

このグラフィックボードの出力にはDVI-D×2、HDMI×1、D-SUB15×1の4出力があります。

今回の報告は、グラフィックボードの冷却ファンが回転しない為、グラフィック出力に不安を感じました。やはりGPUの温度が上昇し不安定になったり、最悪ブルーバックやシャットダウンする可能性があります。

ネット上ではグラフィックボードの回路について情報が少ない。いろいろ検討し、なんとかファンを回転させれないか、試しました。このファンは4ピンのPWM制御になっています。

まず4本の線色による区分を紹介します
①ピン 黒色–マイナス
②ピン 黄色–プラス
③ピン 緑色–パルス
④ピン 青色–PWM信号

各種実施内容

1.GPU冷却ファンの分解掃除を行い、ファンの埃や繊維クズの除去を行い起動トルクが小さくなくなるように実施した。結果–NG

2.GPU冷却ファンの配線は4本であるが、色別に用途があるので調査を実施。12Vで動くことを確認。

3.ファンのみ取り外しファンの動作が通常の動きか12Vを強制的にかけ確認結果OK
更に、5Vや3Vでも動くことが確認出来ました。

4.ファンを動かす回路は不明の為、外部から直接ファンを強制的に回転させ常時、GPUのチップを冷却することを思いつきました。

5.何とかグラフィックボード内で5Vが利用できればファンを常時回転させ、グラボとしての延命が出来るのではないかと考えました。

6.グラボ内部の回路は全く不明である。ここで出力にDVI-D×2、HDMI×1、D-SUB15×1 があり何か利用可能な電源ラインが無いか調査することにしました。

7.ネット上には映像出力の各ピンの配置や電圧などが詳細に表示されている。非常に有難い。

8.早速グラボの映像出力の5Vラインから冷却ファンの12VとGNDを接続した12Vを使用しなかったのは実験で12Vを印加するとフル回転の為、うるさいので使用しませんでした。また3Vでは心もとないとも感じました。

9.結果ですが、5Vの印加では起動電流が不足しているのか、回転を確認出来ませんでした。また、マザーボードを壊す可能性などもあり、危険なことはやめることとしました。
いろいろ試しましたが、実験として割り切って終了します。

延命処置最終手段

最後に、このグラボを使用するために、安全に運転するには、5Vの安定化電源かACアダプターより、5VをGPUファンに直接供給することで安定してGPU チップを冷却出来ます。私の場合頻繁にグラボを取り外す為、このような回路変更をしませんでした。

※この改造はあくまでもグラボの延命措置です。長時間使用や、ショートは発火の可能性がありますので推奨は致しません。実施される場合は自己責任でお願いします。




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