背負い式動力噴霧器のエンジン系不調の修理
今回のブログは今までと違った、農業機械に関する内容です。
土地の管理において、雑草を茂らさないことが最も大変なことです。
1昨年に背負い式の動力噴霧器を入手し、雑草対策として草枯らしを年に2回ほど散布しています。
今年も従来通り薬剤を散布し、2週間後(効果が出る頃)状態を確認すると、散布ムラになっていたのか、一部が枯れていません。これでは駄目だと、2回目の部分散布を実施しようとしました。
散布の準備をし、現場でいざ散布を始めると、エンジンが吹き上がらない、圧力がかからない。
いろいろ触ってみるけど、どうにもならない。スロットルを引くとエンジンが吹き上がらず力なく止まってしまった。こうなるとお手上げ状態でどうしようもありません。
薬剤はそのまま放置出来ないので、バケツでとりあえず適当に散布し、噴霧器を空にし自宅まで持って帰りました。原因を調べる為、ユーチューブで勉強(情報が多いので助かります)
とにかくエンジンは触ったことが無いだけにとても不安です。
ユーチューブで検索、吹き上がらない原因として
(有)小野農機様
https://www.youtube.com/watch?v=qFjQSGKr3VA
の動画を参考にさせていただきました。
機械の確認ポイントとしては
1.燃料系統のトラブル
・燃料フィルターの詰まり
・燃料ホースの折れ
2.エアーフィルターの詰まり
3.スパークプラグの劣化
4.エンジン故障
5.マフラー排気側詰まり
6.アクセルワイヤー周りのトラブル
このように紹介されていました
情報を元に、点検
素人でも簡単に点検し、良否の判断が出来る項目を先に点検しました。
2.エアーフィルターの詰まり—キャブのスポンジ これは解る OK
3.スパークプラグの劣化—外せばすぐ見える OK
5.マフラー排気側詰まり—マフラーの取り外しと、マフラー内部の点検 OK
6.アクセルワイヤー周りのトラブル—しっかり反応するしタワミも無い
燃料は—3年保証品の1年目
このような箇所はすべてOKと判断しました
次に、ここからの項目は難易度が高くなるし、自身でも経験のない作業になります。
おかしいい箇所発見
まず燃料のフィルターを点検しました。するとガソリンタンクの中に金属の蓋のような物がありました。取り出して調べてみると、それは燃料フィルターの先端の蓋で、本来は外れてはならない物です。ごみを吸い上げフィルターが詰まっていると判断しました。息を吹きかけ風の通りを確認すると、わずかに通る程度でした。これで修理が出来る、と急いで新品のフィルターを取り付け運転、症状は改善せず。
更なる問題あり
次に、燃料の通過するホースをよく見ると配管の途中にわずかに折れを発見。燃料ホースの長さが長いためストレスが掛かり、ねじれているようである。これを長さを合わせカットしねじれを解消させた。再度試運転実施、相変わらず改善せず。
初のキャブレター分解(おっかなびっくり)
ここで考えたのは、フィルターから汚れがキャブまで回り込み目詰まりを起こしているのでないかと推測し早速キャブの分解に取りかかりました。
とにかく初めてのことばかりで、分解前に写真を撮り分解、次の分解の前に再度写真を撮り、また分解この繰り返しで何とか分解出来ました。
キャブクリーナーが無い
次にキャブの掃除はキャブクリーナーが必要らしいのですが、我が家にはそのような物はありません。そこでパーツクリーナーとエアーガンを使用し分解掃除を開始しました。
小さな部品があるので、エアーガンで吹き飛ばし、なくする不安があり思いっ切りエアーを吹き付けることも出来ないまま、ブラシで優しく清掃の実施。
組付け結果
そしてすべてのパーツを写真を見ながら組付け実施。試運転。初期のアイドリングはOK
次に水を入れエンジンを高回転にし噴霧圧力をアップ。動作は無事正常です。
反省と課題
とにかく修理が出来て良かったです。。よくよく考えてみるとこの動力噴霧器はメイドイン中〇製で
この程度の不具合内容で、まだよかったのかもしれません。
メイドインジャパンの品物の場合5万円程度の物が、1万数千円で購入できる。
しかしそれにしても、安物買いのなんとか,,,,にならなくてよかったが、今後は購入する
機械の生産国の選択はしっかり吟味して購入したいと思います。
背負い式動噴の修理ブログでした。
対象製品
対象の背負い式エンジン噴霧器 25L
https://item.rakuten.co.jp/weiwei/aac003/