美しいデザインのガジェットは使いやすいのか
なかなかこういった本音の記事については、モノを売っているサイト、通常の企業サイトなどでは書けないと思います。あとアフィリエイトをされている方も、なかなか書きづらいテーマかと思います…。
ミニマリズム的なデザイン、いわゆるスティーブジョブスが作ったiPhoneやiPad、マックブックといった、極限までデザイン性を優先としたシンプルな美しいデザインを指しますが、では、それが本当に使いやすいのか? となると、私は疑問に思っています。
私の仕事している環境については、機密保持などの点から詳細には公開はしませんが、静電容量無接点方式キーボードと大型筐体を持つrizen9のパソコン、複数のマルチモニタ、そこにつながるケーブル。(もちろん、それらは結束バンドで整理したものとなっていますが…。)
それらは、いわゆる「美しい空間」というよりは、「仕事をするための道具」といったほうがいいでしょう。
たとえ見てくれがゴツくてデザイン的に無骨であったとしても、それを使う事によって疲労が軽減できる、効率化ができる事は、極めて重要な事ではないかと考えています。
自分の人生において、何が一番重要か? と問われると。もちろん、美しい空間に住まう事も重要なテーマではあるとは思うのですが、それよりもさらに重要なのは、自分の人生の時間、そして、楽しんで自分がしたい仕事をすること、つまり、自分の時間を大切にする事と、仕事の効率化ではないでしょうか。その次に美しい空間、美しい機材といったテーマが来るような気がします。
特に最近ノートPC等でもそうですが、見た目はシンプルで本体の筐体も非常に薄く、見た目はすっきりとしたシンプルなデザインにまとまっています。
私も具体的製品名は書きませんが、「デザイナー御用達のパソコン」や「タブレット」を所持しています。
ただ、実際にそれらを使ってみるとキーストロークは少ないわ、バッテリーの持ちは悪いわ、外部接続コネクタは少ないわ、落とすと壊れるわ、といった「デザインに犠牲にされている何か」をしばしば見つけざるをえません。
とは言え、それも仕事の頻度や使い方によるものである事が理解します。ウェブを見ることが中心であれば、iPadだけでもまったく問題ないでしょう。また、入力の文字数が少ないのであれば、キーボードもメンブレンやパンタグラフのキーボードなどでもいいかも知れません…。それは「実用よりも見た目を優先する」という意味で…。
ただ、実際に仕事で大量のメール処理や検索などを行う場合はメカニカルキーボードやー静電容量変化キーボードに勝るものは私の知る限り、存在しません。
適材適所、と言いますが、少なくとも私は仕事においては「見てくれよりも実用性」かなぁ、と思っていたりします。