10年後に残すための記憶メディア(記録媒体)について長期保存の考察CPUピン・リペアサービス|CPU修理|CPUピン・マザーボードのピン折れ修理のブログ


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10年後に残すための記憶メディア(記録媒体)について長期保存の考察

長期記録媒体としてのHDDの脆弱性

データの記録媒体として考えた時に、容量的には外付けHDDなのですが、私は外付けHDDでの保存について、かなり疑問に思います。

それは、外付けHDDというのは衝撃に極めて弱く、長期保存においては、例えばある一定の場所に安置しておく、そこから動かさない、そのような安定的な保存をするのであれば良いのかもしれませんが、実際には外付けHDDは持ち運んだりする場合が多く、ましてや長期保存となると、その傾向がなおさら強い場合があります。

たとえば、移動時に外付けHDDを落下させてしまうと、100GB単位、あるいは1TB単位でデータが破壊される、極めて大きなリスクがあります。

それを考えるとハードディスクの保存というのはあまり賢明な方法ではないと考えてます。

無論、それが企業で然るべき管理下のもとに行われるのであれば、よいのかもしれませんが、個人でのHDDでの大量のデータの保存はややリスクが多いように思えてなりません。

SDカードでのデータ長期保存の危険性

ちなみにSDカードにデータを長期保存を目的として使用する行為は最も避けるべきです。

SDカードは静電気によってデータ保存、保持しているため、これは一定期間、通電がないとデータそのものを失う可能性があります。

この事実はあまり知られていないのですが、本来はもっとよく知られるべきです。

今、スマートフォンなどでSDカードは多用されていますが、これらのデータを「良かれと思って」SDカードに入れて保存しておいた場合、数年後に読み出せない、ましてやそれが非常に重要な思い出のデータ、もしくは取り返しのつかない重要な記録であった場合、泣くに泣けません。

私が今データ保存について以下のような方法を採っています。

・DVD-Rで保存する
・タイトルは書かない
→ラベルタイトルから劣化が始まる可能性があります
・光の当たらない場所で保存する
→紫外線による劣化を避けます
・本当に重要なデータの場合、複数の「複数種類(メーカー)」のDVD-Rを使って複数種類のバックアップをとる
→DVD-Rが1種類だと長期保存ではリスクが高いです。

こんな感じでしょうか

究極の保存方法としての紙媒体での保存

ただ、究極的に一番良いのは、紙データで保存することなのかもしれません。

紙データであれば落下、経年はもちろん、水に濡れても乾燥させることができれば復元することができますし、また入出力のガジェットが「存在しなくなる」事もありませんから…。

事実、現在、フロッピー、特に5インチなどの場合、読み込み機器自体が入手が困難でしょうし。




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