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パソコンの電源ユニット不良の原因、構造、劣化等の詳細要素から考察する

この最近、パソコンの電源ユニットを修理する機会が多くあり少し感じるところが有るので紹介する。

古いPCは電源のコンデンサが壊れるのは当然?

ごく当然のように言われているし、実際コンデンサ不良やファン不良により電源ユニットは不良になっている。これは時限爆弾的な性格のものだろうか。

色々調べてゆくと面白いことが解ってきた

まず自作PCにしろメーカー製PCにしろ3-4年でおかしくなる場合がある。
10年も経過すると、必ず電源の不安定やシャットダウン、再起動などを発症している。

これはコンデンサの単純な寿命ではないのか?

自作PCの電源ユニットを考えた場合、電源ユニットメーカーでは単体でしっかり保証出来ているはず。

メーカー製でも電源ユニットとしてしっかり検証しているはず。
ではなぜ壊れてしまうのか、考察してみよう。

自作PCの場合を考えてみよう

必要な電力のユニットを選択し装着する。ファンもしっかり回っている。
しかし電源ユニットは必ず筐体の中に内蔵される。ここがポイントである。

筐体のファンと電源ユニットのファンは干渉していないか

自作マニアであれば筐体(PCケース)にファンを多く付け冷却も考えている。

この冷却ファンが筐体内部の風の流れを乱すことが考えれる。グラボの大きい物を装着した場合、ケースファンを必ず増強する。こうなると電源ユニットのファンの事など考える余地もない。グラボやメモリ、CPUの冷却は大丈夫か?

といった視点で見ている。この時点では、電源ユニットの冷却のことは全く無視。

通常は気にしないのが通例となっている。

電源ユニットは保証が長い

なぜならば、電源ユニットは単体としての保証は通常1年、よほどの事が無い限り、1年程度はどのように温度上昇しようが問題はないと推定できる。

冷却効率を下げる要素

更に冷却ファンのグリスの劣化やファンへの埃のまとわり付きなど、冷却性能を下げる要素が多くある。

電源ユニットとして、コンデンサの寿命となれば仕方がないが、ケースに入れた段階でケース内部の風の流れが変わり、本来電源内部のパーツを冷却するべき役割を担ったファンが効果を発揮していないと推測する。

冷却風の流れに注意

PCケースに各パーツを取り付けた時、改めて風の通路を確認してほしい。

空気の流れの基本は、前から後ろへ、下から上へである。電源ユニットのファンの風の排気方向とケースの風が衝突するような設定になっていないだろうか?

電源ユニットの設計や部品配置

あとは電源内部の部品間隔の問題がある。部品同士がぶつかっている、狭い、密集しているなど、設計上の問題点もある。

いかに安全に電源Uを安定して使うか。これにより他のパーツ寿命の向上、パフォーマンスの安定など多くの安定性に寄与するものと考える。

おまけ

電源ユニットに内臓しているファンは、異物の付着、グリスの劣化、高温中稼働と多くのストレスを受け続けている。せめて保証期間が終了した時点で、ファンの掃除とグリスアップは実施してほしいものだ。




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